講演者: 外村佳伸氏(龍谷大学教授,前NTTコミュニケーション科学基礎研究所所長) プロフィール: 1956年生まれ。1981年3月京都大学大学院工学研究科電子工学専攻修士課程修了。 同4月日本電信電話公社入社(横須賀電気通信研究所)。以来、主に画像・映像を中心とした処理と応用に関する研究開発に従事。特にNTTコミュニケーション科学基礎研究所にて環境知能を標榜した研究を牽引。1987~1988年米国MITメディア研究所客員研究員。2010年4月より龍谷大学教授。博士(情報学)。 ・著書:「環境知能のすすめ」(編著)(リミックスポイント)等 ・受賞:デジタルメディア協会AMDアワード2002技術賞等 |
今後の技術開発に必要な視点として、単独の機能的な賢さよりも、自然界に見られるような、進化プロ セスの結果得られた生物と環境との相互作用のダイナミクスに埋め込まれた賢さに着目するのが環境知能で ある。講演では、環境知能の基本となる考え方を述べると共に、相互作用の鍵を握る画像センシング技術へ の期待や課題について展望する。