SSII30周年記念映像「高木幹雄先生とSSII」
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2025年度画像センシング技術研究会高木賞表彰者募集要項
1.本事業の趣旨
本表彰は、本画像センシング技術研究会および画像センシングシンポジウム(SSII)の創始者であられる故高木幹雄先生の功績にちなんで創設されました。過去SSIIで発表された多くの研究成果の中から、その発明または考案が社会に多大なインパクトを与えたものを選定し、これに貢献された発表者の方々の功績を顕彰するものです。もって、我が国における科学技術の向上及び産業の発展に寄与することを目的とします。
2. 表 彰
受賞者に対し、画像センシング技術研究会高木賞の正賞(受賞者全員)および副賞(代表者1名に金10万円の賞金、および受賞者全員に楯)を贈呈します。
3. 表彰の要件
過去に画像センシングシンポジウム(SSII)で発表された研究成果のうち、当該年に行う公募に応じて発表者(連名を含む)による応募のあったもので、以下のカテゴリaあるいはカテゴリbの基準を満たすものとします。
- カテゴリa: 対象となる研究に関連する特許等が出願されており(特許として登録されていることが望ましい)、秀でた進歩性を有し、かつ実施効果が顕著であり、科学技術の向上および産業の発展に寄与した研究成果であること。
- カテゴリb: 独創性・新規性を有し、科学技術の向上および産業の発展に係る、新たな研究の方向性、あるいは新たな応用の可能性を切り開く、波及効果の著しく大きい研究成果であること。
4.受賞者の資格
受賞候補者は当該研究に携わったSSIIの発表者(連名を含む)であること。
5. 応募方法
応募にあたっては、所定のフォーム(画像センシング技術研究会高木賞表彰調査表フォーム)をhttp://ssii.jp/ssii/ssii_takagi.htmlよりダウンロードし、記入要領に従って必要事項を記入の上、応募代表者の履歴書と併せて下記 6.に記載した応募受付期間内に画像センシング技術研究会高木賞表彰選考委員会に提出して下さい。なお、調査表等応募書類は一切返却しません。
<ダウンロード>
<画像センシング技術研究会高木賞表彰選考委員会宛先>
アドコム・メディア(株) 気付
画像センシング技術研究会高木賞表彰選考委員会 宛
E-mail: ssii-jimu@adcom-media.co.jp
(E-mailにてお送り下さい。受領後確認の連絡をします。)
6. 応募受付期間
2025年1月6日(月)~ 2月10日(月)
7. 審査
- 画像センシング技術研究会高木賞表彰選考委員会において審査します。
- 選考委員会は応募者に対して説明を求め、特に必要と認めた場合には実地調査を行うことがあります。
- 選考結果に対する異議の申立て、お問合せ等についてはお受けできません。
8.発表
受賞者に2025年4月上旬ごろ、通知いたします。5月には画像センシング技術研究会の公式ホームページ(http://ssii.jp/ssii/ssii_takagi.html)上で発表します。
9. 表彰式
2025年5月28日(水)~30日(金)SSII2025にて表彰式を行います。
10.その他
本表彰の趣旨を著しく損なうような行為および応募書類に事実に反する記載があった場合は、応募の資格を失います。
<参考資料>画像センシング技術研究会高木賞歴代受賞者
平成19年度(SSII07)「テクスチャ背景差分とシルエットモデルを用いた車両追跡手法」 |
関真規人、藤原秀人、鷲見和彦(三菱電機) |
平成20年度(SSII08)「小型システムのための高性能画像処理LSI “SuperVchip”の開発」 |
村松彰二(日立製作所)、小林芳樹(イメージ・アルファ)、大塚裕史(日立製作所)、 廣瀬健二、今井聡彦(日立情報制御ソリューションズ)、山田茂義(ルネサス北日本セミコンダクタ) |
平成21年度(SSII09)「顔画像センシング技術OKAO Vision」 |
川出雅人、勞 世竑、木下航一、瀧川えりな、井尻善久、山下隆義(オムロン) |
平成22年度(SSII2010)「IMAP シリーズ動画像認識処理プロセッサの研究開発とその製品化 」 |
京 昭倫、岡崎信一郎(ルネサスエレクトロニクス)、藤田善弘、山下信行(NEC) |
平成23年度(SSII2011)「画像解析型架線検測システム CATENARY EYE」 |
渡部勇介、庭川 誠、藤原伸行(明電舎)、木下信夫(九州旅客鉄道) |
平成24年度(SSII2012)「高次局所自己相関特徴を用いた適応学習型汎用認識システム」 |
大津展之(産業技術総合研究所) |
平成25年度(SSII2013)「画像の自己合同性を利用したフレーム内再構成型超解像」 |
松本信幸、井田 孝(東芝) |
平成26年度(SSII2014)「複数フレームを利用した画像超解像」 |
奥富正敏、田中正行、後藤知将、清水雅夫、矢口陽一、魏大比(東京工業大学) |
平成27年度(SSII2015)「デジタルカメラを用いたロバストステレオマッチング法による3次元画像計測法の研究、モデリングシステムの構築とその実用化研究」 |
高地伸夫、伊藤忠之、大谷仁志(トプコン) |
平成28年度(SSII2016)「スイープ撮像によるDFDとオートフォーカスへの応用」 |
長原 一(九州大学)、河村 岳、安木俊介(パナソニック) |
平成29年度(SSII2017)「人の検査メカニズムに学ぶ【傷の気付き】処理」 |
青木公也、松原琢磨、輿水大和 殿(中京大学)、三和田靖彦(トヨタ自動車・理化学研究所) |
平成30年度(SSII2018)「車載用画像処理LSIを用いた車両周辺監視システム」 |
岡田隆三(東芝)、古川賢司(東芝デジタルソリューションズ)、小野口一則(弘前大学) |
2019年度(SSII2019)「超高速書籍電子化技術の研究開発」 |
渡辺義浩(東京工業大学)、山田雅宏(大日本印刷)、石川正俊(東京大学) |
2020年度(SSII2020)「医師の画像検査業務を支える腫瘍位置合わせ技術の開発と実用化」 |
石原正樹、松田裕司、杉村昌彦*、遠藤 進、武部浩明、馬場孝之、上原祐介(富士通研究所、* Fujitsu Consulting (Canada) Inc.) |
2021年度(SSII2021)裏面照射型4方向偏光CMOSイメージセンサ応用信号処理技術の開発と実用化 |
栗田哲平、海津俊、近藤雄飛、村山淳(ソニーグループ)、 秋山健太郎、上坂祐介、丸山康、山崎知洋 (ソニーセミコンダクタソリューションズ) |
2022年度(SSII2022)軽量なアルゴリズムによる単眼カメラ映像を用いた歩行者の流動計測 |
吉永智明(日立製作所)、米司健一(デンソー)、松原大輔、額賀信尾(日立製作所) |
2023年度(SSII2023)駅伝の中継映像解析システムによる番組制作の効率化 |
山地雄土、柴田智行、小林大祐(東芝)、篠田貴之、鈴木寿晃、佐藤誠(日本テレビ放送網) |
2024年度(SSII2024)人工物メトリクス(物体指紋)を用いた物体認証の実応用拡大に向けた画像センシング設計技術の研究 |
石山塁 (NEC)、北野和哉、ビンダーヨハネス、舩冨卓哉、向川康博(奈良先端科学技術大学院大学) |
<画像センシング技術研究会高木賞表彰選考委員会>
委員長:奥富正敏(東京科学大学)
委員:藤吉弘亘(中部大学;画像センシング技術研究会会長)、青木義満(慶應義塾大学;画像センシング技術研究会前会長)、梅田和昇(中央大学)、佐藤雄隆(産業技術総合研究所)、下村倫子(ティアフォー)、橋本学(中京大学)
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