画像センシング技術研究会


画像センシング技術研究会
会長 青木 義満 (慶應義塾大学)

会長挨拶

この度、画像センシング技術研究会の会長を拝命いたしました。

SSII(画像センシングシンポジウム)は、今回で4半世紀となる25回目の開催を迎えました。故高木幹雄先生が「参加者のための学術集会」と銘打って立ち上げられた本シンポジウムは、その趣旨を貫き、画像学術と画像産業界の動向を踏まえた企画、運営により、参加者の皆様と共に継続的に発展してまいりました。近年では、常に1000名を超える皆様、特にその7割以上が産業界からのご参加という状況であり、昨年は、佐藤雄隆実行委員長、田中正行プログラム委員長の旗振りのもと、なんと1300名近い参加となりました。今回のシンポジウムも、事前登録の段階で予想を大幅に上回るエントリーを頂いており、皆様の本シンポジウムへの期待の大きさを感じると同時に、大きな責任を感じております。

この状況は、近年のディープラーニングに代表されるAI技術の飛躍的な進化とそれへの期待が生み出しているのは間違いありません。しかし、最新の情報はリアルな学術集会に参加せずとも、いろいろな手段で入手可能となっている現在、何故これほどまで多くの方々にご参集いただけているのでしょうか。 それは、SSIIが、①世界の画像センシングの最新動向をキャッチアップできる企画、②インタラクティブセッションに代表されるように、対面で議論しやすい交流の場の提供の2点を、3日間の開催期間中に魅力的なプログラムとして集約し、提供する努力を継続してきたこと、また、シンポジウム当日の場が醸し出す熱気や活気を、皆様に感じて頂けているからではないか、と感じております。特に、人的交流を更に促進するという趣旨のもと、SSIIの諸活動をご支援いただけるスポンサーシップの募集を開始いたしましたところ、沢山の企業に手を挙げていただけました。日本の大学や産業界が一緒になって、我が国の画像技術分野を盛り上げていくため、このような活動の輪を更に広げて参りたいと存じます。

急速な技術革新の潮流のまっただ中で活躍しているのは、間違いなく20〜30代の若手の方々です(ちなみに私は今年でアラフィフの仲間入り)。現在、いろいろなところで、学会・研究会の在り方などが議論され、その存在価値が問われるようになっています。それは、現在の学会・研究会が、そういった世代の研究者にとって、必ずしも最適な研究活動、アピールの場では無くなりつつある、ということであると理解しています。この状況は、SSIIも全く例外でなく、「参加者のための」というキーワードを疎かにしたら最後、あっという間にその存在価値をなくしてしまう、と自覚しております。学会組織に属さない、自由度の高い活動が可能な当研究会だからこそ、実現できる企画を、周囲のご協力も得ながら、大胆に挑戦していきたいと考えております。

今回のSSIIでは特に、新企画が皆様にどのような新しい価値をご提供できるのか、関係者で何度も議論しながら進めてまいりました。世界の学術、産業界の動向を敏感に感じながら、参加者の皆様からのご要望に耳を傾け、しっかりと地に足のついた企画・運営、新しい価値あることに挑戦する姿勢、これらを肝に銘じ、皆様と共にSSIIを楽しみながら成長させてゆきたいと思っております。末筆ながら、これまでと変わらぬSSIIへのご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

(2019年6月13日)

お知らせ

 平成20年5月1日、画像センシング技術研究会は特許法第30条第1項の規定に基づく学術団体に承認されました。
 2008年6月、特許庁のページにて新規に指定した学術団体としても掲載されます。

以上


SSIIに関する話題