画像センシング技術研究会


画像センシング技術研究会
会長 青木 義満 (慶應義塾大学)

ご挨拶 - SSII2023ご参加の皆様、会員各位様

 SSIIを主催しております、画像センシング技術研究会を代表して、ハイブリッド開催となったSSII2023にご参加いただいた1600名を越える参加者の皆様に、厚く御礼を申し上げたいと思います。

 SSII(画像センシングシンポジウム)は、今回で29回目の開催を迎えました。故高木幹雄先生が「参加者のための学術集会」と銘打って立ち上げられた本シンポジウムは、その趣旨を貫き、画像学術と画像産業界の動向を踏まえた企画、運営により、参加者の皆様と共に継続的に発展してまいりました。近年では、常に1000名を超える皆様、特にその7割以上が産業界からのご参加という状況であります。コロナ禍以降(SSII2020〜)は、各種の工夫を重ねながらハイブリッド形式での開催を続けて参りました。

 さて、今回のSSII2023では、ハイブリッド開催の完成形を目指す、という難題に挑戦いたしました。SSII2022に引き続き,大山航実行委員長、山下隆義プログラム委員長を中心として、SSII2022の反省点を踏まえて最高のかたちでのハイブリッドSSIIを実現すべく、準備から開催に至るまで、大変なご尽力を頂きました。実行委員会、事務局、運営スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。また、ハイブリッド開催ということで、例年以上に大変な準備が必要となった中、素晴らしいご発表をいただきました発表者の皆様にも大変感謝しております。また、このような厳しい社会情勢の中、SSIIの趣旨にご賛同いただき、多大なるご支援をいただいたスポンサー企業の皆様にも、心より感謝申し上げます。また、今回、4年ぶりに対面での懇親会を開催することが出来ました。コロナ禍でのリモート化推進、様々な情報がオンラインで手軽に入手可能な現代にあって、対面でのこういった熱い交流・社交の場の価値が非常に高まっております。充実した懇親会交流もSSIIの大きな魅力と再認識致しました。

 さて、次回のSSII2024、SSII創立30周年記念のシンポジウムとして開催致します。私が初めて学生として参加したSSIIは、300名ほどの規模だったと思いますが、会場の熱気を肌で感じ、その場で発表出来たことが大変嬉しく、来年も発表したい、と思いました。その後、運営に携わり現在に至りますが、リーマンショックや東日本大震災、コロナ禍などの荒波に揉まれながらも「参加者のための学術集会」という点を、皆様とぶれずに追求してきた30年であったと認識しております。
 既に、入江豪実行委員長(東京理科大)、片岡裕雄プログラム委員長(産総研)の強力タッグにより、30周年企画を含むSSII2024の準備が精力的に行われております。まだまだ皆様からのご意見を企画に反映できる段階ですので、もしご意見・ご要望がございましたら、お寄せ頂けましたら幸いです。

 世界の学術、産業界、社会の動向を敏感に感じながら、参加者の皆様からのご要望に耳を傾け、しっかりと地に足のついた企画・運営、新しい価値あることに挑戦する姿勢、これらを肝に銘じ、皆様と共にSSIIを楽しみながら成長させてゆきたいと思っております。末筆ながら、これまでと変わらぬSSIIへのご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

(2023年9月8日)

お知らせ

 平成20年5月1日、画像センシング技術研究会は特許法第30条第1項の規定に基づく学術団体に承認されました。
 2008年6月、特許庁のページにて新規に指定した学術団体としても掲載されます。

以上


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