SSII08 2008年6月11日(水)~13日(金)
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オーガナイズドセッション

「最新の画像センシングに迫る! オーガナイズドセッション」


画像センシングシンポジウムでは,画像研究者の関心が高いテーマを厳選し,それぞれの分野において最先端の研究を進めている方々を講師にお招きしたオーガナイズドセッションを設けています.今回SSII08において企画した4つのセッションは,いずれも画像研究者であれば聞き逃すことができない魅力的な講演ばかりを集めたものとなっています.この貴重な機会を逃すことの無きよう,一人でも多くの方々の参加を期待しています.

セッション「一般物体にチャレンジ!」の予稿更新版はこちら


6月12日 10:45~12:30 

車載カメラからの周辺環境認識

オーガナイザー:(株)豊田中央研究所 走行環境認識研究室 二宮芳樹 室長

自動車の安全性,利便性の大幅な向上を狙った運転支援システムの実現や普及には自動車の目となる車載カメラからの周辺認識がキー技術です.最近,衝突防止や車線逸脱防止支援などの運転支援システムの実用化が進展し,車載カメラからの周辺環境認識技術は,実環境・実時間の画像認識応用の最前線となっています.
本オーガナイズドセッションでは,歩行者の認識などの高度なパターン認識処理,三次元構造・運動推定,さらに画像というセンシングモダリティの強みを生かした新しい周辺認識や表示アプリケーションについて,産業界,学会のキーパーソンの方を講師に迎え,技術動向も含めて,最前線の研究例を紹介していただき,今後の展開を探っていきます.

[スピーカー]
(株)富士通研究所 塩原守人 部長
(株)豊田中央研究所 山口晃一郎 副研究員
名古屋大学 村瀬 洋 教授
日産自動車(株) 下村倫子 主任研究員

 

OR1-00 車載カメラからの周辺環境認識 -概況-
二宮芳樹(豊田中研)
OR1-01 歩行者検出技術の現状
塩原守人(富士通研)
OR1-02 車載カメラによる運動推定及び周辺構造推定技術の現状
山口晃一郎(豊田中研)
OR1-03 車載カメラによる認識技術の新たな展開
村瀬 洋(名大)
OR1-04 周辺映像提示のための画像認識技術の現状
下村倫子(日産)


6月12日 15:15~17:00 

インタラクション・エンターテインメントのためのセンシング

オーガナイザー:東京大学 暦本純一 教授

コンピュータやデジタル環境との快適なインタラクションやエンターテインメントシステムを構築するためには,センシング技術は極めて重要な基盤技術です.画像・イメージセンシングはもちろんですが,それ以外の原理に基づくセンシングにも多くの可能性があります.このオーガナイズドセッションでは,イメージセンシングから多少視野を広げて,インタラクション・エンターテインメントを構築するための各種のセンシング技術という観点から,研究開発の最前線・将来の方向性について,この分野の第一線で活躍されている研究者をお招きして議論していきたいと思っています.

[スピーカー]
慶應義塾大学 稲見昌彦 教授
東京大学 苗村健 准教授
NTTドコモ 総合研究所 福本雅朗 主幹研究員
東京大学 暦本純一 教授


OR2-01 インタラクション・エンターテインメントのためのセンシング -イントロダクション-
暦本純一(東大)
OR2-02 画像による空間構造化とその応用
稲見昌彦(慶大)
OR2-03 光学的アプローチによる体感型エンタテインメント
苗村 健(東大)
OR2-04 センシングとインタフェース
福本雅朗(NTTドコモ)


6月13日 10:45~12:30

実世界共生ロボットのための環境センシング

オーガナイザー:九州大学 倉爪 亮 教授

これまで工場などの整備・限定環境で使用されていたロボットに代わり,サービスロボットや愛玩ロボット,ホビーロボットなど様々なロボットが,私たちの日常生活に少しずつ,しかし着実に浸透してきています.このような日常環境で使用され,人間の様々な社会活動を支援するパートナーロボットの実現を目指した「実世界共生ロボット」の研究が,現在,大学や研究機関で盛んに行われています.本オーガナイズドセッションでは,特に実世界環境におけるロボットのための環境センシングをキーワードに,移動ロボットのナビゲーション技術やセンシング技術に焦点を当て,本分野の第一線で活躍されているロボット研究者に講演をお願いし,現在の技術水準,研究動向と実世界共生ロボットの実用化への見通しを探ります.

[スピーカー]
筑波大学 坪内孝司 教授
中央大学 梅田和昇 教授
千葉工業大学 友納正裕 研究員
九州大学 倉爪 亮 教授


OR3-00 実世界共生ロボットのための環境センシング -概説-
暦本純一(東大)
OR3-01 移動ロボットによる屋外自律ナビゲーション
坪内孝司(筑波大)
OR3-02 高速3次元画像計測 -200Hz小型距離画像センサの構築-
梅田和昇(中央大)
OR3-03 移動ロボットによる三次元物体地図の構築
友納正裕(千葉工業大)
OR3-04 移動ロボット群の協調動作による環境構造の高精度計測
倉爪 亮(九州大)



6月13日 15:15~17:00

一般物体認識にチャレンジ!

オーガナイザー:中部大学 藤吉弘亘 准教授

一般物体認識とは,制約のない実世界シーンの画像に対して計算機がその中に含まれる物体を一般的な名称で認識することであり,コンピュータビジョンの究極の課題の一つであります.世の中には物体のカテゴリー数が数万種類あるといわれ,これらを認識することは非常に難しい問題です.しかしながら昨今では,回転やスケールに対する特徴量の不変性,機械学習の進歩,Bag-of-keypoints等のアプローチの進展,計算機の高速化等により,一般物体認識の問題にチャレンジする研究が増えています. 本オーガナイズドセッションでは,顔•人検出における有効な特徴選択,画像分類問題,物体認識の高速化の各側面から,それぞれの分野の第一線で活躍中の講師をお招きし,最新の一般物体認識の研究動向を紹介し,現在の課題を明確にするとともに今後の展開などについて会場の皆様とともに議論を深めたいと思います.

[スピーカー]
オムロン(株) 山下隆義氏
電気通信大学 柳井啓司 准教授
大阪府立大学 黄瀬浩一 教授


OR4-00 一般物体認識にチャレンジ! -概説-
藤吉弘亘(中部大)
OR4-01 統計的学習手法を用いた物体認識における特徴量の進化
山下隆義(オムロン)
OR4-02 Bag-of-Keypontsによるカテゴリー認識
柳井啓司(電気通信大)
OR4-03 物体認識における照合の高速化
黄瀬浩一(大阪府立大)
パネルディスカッション

 

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